開業医42.3%「年収の壁で就業調整するスタッフがいる」
レポート
2024年11月24日 (日)
種市房子(ライター)
与党と国民民主党の間で、所得税支払いが生じる「103万円の壁」の引き上げを巡る議論が活発化している。m3.com会員に、税金や社会保険料負担が増えてしまう「年収の壁」を意識して就業時間を調整しているスタッフがいるか尋ねたところ、開業医の42.3%が「いる」と回答した。勤務医は半数超が「分からない」と答えた。「いる」と回答した割合は、看護師で60.4%、薬剤師で44.3%、歯科医師で40.5%だった。医療機関や薬局にも、いわゆる「年収の壁」が存在しているようだ。「配偶者控除を廃止した方がいい」(開業医)、「時給を上げると労働時間が減っていく」(歯科医師)という声が寄せられた。開業医の56.5%、勤務医の64.4%、薬剤師の56.4%が「年収の壁」見直しによる人手不足の改善に期待を寄せた。...
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