7700円徴収は救急搬送患者の7.4％にとどまる、三重県松阪市

軽症の救急搬送患者から7700円の選定療養費を徴収する取り組みを6月から始めた三重県松阪市は10月25日、市議会環境福祉委員会協議会で、8月までの3カ月間の救急搬送が3407件と、前年同月の4439件から1032件（23.2％）減ったことを報告した。搬送者に占める軽症者の割合は59.4％から52.9％に低下した。実際に選定療養費を徴収したのは7.4％にとどまり、病院や医師ごとに差もあったという。市はこの取り組みが「適正受診につながった」として、各病院で運用方法の共有などを進める方針だ。...