「世界初」の業績で国際的な栄誉ある賞に輝く- 宮内昭・隈病院名誉院長に聞く◆Vol.1
インタビュー 2024年10月22日 (火) 聞き手・まとめ：橋本佳子（m3.com編集長）
甲状腺疾患の専門病院として全国的な知名度を誇る隈病院（神戸市中央区、58床）の名誉院長、内分泌外科医の宮内昭氏が8月、万国外科学会(ISS/SIC)のHonorary Fellow賞を受賞した。同学会のホームページによると、日本の医師で1902年のISS/SIC創設以来、受賞したのは宮内氏で７人目だ。宮内氏は4月にアメリカ内分泌外科学会（AAES；American Association of Endocrine Surgeons）で、第1回のAAES Award of Distinctionも受賞した。これらは「低リスク甲状腺微小乳頭がんに対する積極的経過観察」を1993年に世界で初めて開始するなど、宮内氏の長年の業績が評価された結果だ。...