科捜研のデータ「1回では外れ値かどうかは確認できず」検察側証人
レポート
2024年10月10日 (木)
高橋直純(m3.com編集部)
東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴された男性外科医に対する差戻審第2回公判が10月9日、東京高裁(齊藤啓昭裁判長)で開かれた。争点となっているDNA定量検査について、検察側証人の京都府立医科大学法医学教室教授の池谷博氏への証人尋問が行われた。検察側鑑定結果では、リアルタイムPCR法での検量線の使い回しで「平均値で4~5割程度の誤差が生じる」ことが証言された。また、池谷氏は科捜研のあり方については厳しい指摘を続け、閉廷後の支援者報告会で、外科医の弁護団は「さい先の良いスタート」と語った。...
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