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「君がいなくてもこの病院はやっていける」と言われ退職決意

オピニオン 2024年9月9日 (月)  m3.com編集部

私は現在、58歳の開業医です。研修医の時から目に見えて病態ね改善を感じやすいと感じ、循環器内内科に入局しました。治療にあたり、患者さんの喜ぶ姿や大変ではありますが緊急カテでの治療で見る見るうちに病状が安定していくのには非常にやりがいのある科と感じていました。しかし、その反面、病院勤めを20年やってきましたが、循環器専門医の私は日常自分の受け持ち患者のみならず、緊急の夜間の心臓カテーテルや、外科系や神経内科、呼吸器系などの他科からの共患依頼も処置も多く、患者さんへの説明も私に任される始末。それらは循環器の売り上にはならず事情が分かっていない院長からも循環器の売り上げをさらに上げるように言われた。他科出身で臨床現場に疎い院長に説明したが無駄だった。アホらしくなって開業しました。特に院長はとある大学病院で教授をしていた人が天下りをしてきたのでインパクトファクターしか興味がなく、本当に現場の大変さが分かっていない。最後には君がいなくてもこの病院はやっていけるからと、言われた。その時、絶対やめようと決心したのです。開業医になるには様々な要因があると思いますが皆さんから是非同じような思いから開業や...