電子カルテがダウンした日に研修医が気づいたこと－病棟業務のスチュワードシップ（１）

この連載は医療現場におけるスチュワードシップと題していますが、今まで感染症領域の話題ばかりを提供してきました（感染症領域の話題については後日再開予定です）。しかし、医療現場における無駄は感染症領域には限りません。感染症以外の領域にも様々な無駄が存在しており、その無駄の数だけスチュワードシップを実装する余地があるとも言えます。では、医療現場にはどのくらいの無駄があるのでしょうか？ 米国マサチューセッツ州にあるマウント・オーバーン病院の印象深いエピソードを紹介いたします[1]。...