研修医よりカメラ持ちが上手な看護師、でもそれが本質?-外科専属診療看護師(NP)・中原未智氏◆Vol.2
スペシャル企画
2024年8月4日 (日)
聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)
中山:外科専属診療看護師(NP)としては、どのようなことをやっているのですか。
中原:私はNPになるまでに消化器外科に縁がなく、外科診療の右も左も分かってなかったので、上司の外科医と相談して、基本的に手術に入ることになりました。丸一年、手術にみっちり入って、基本的にはカメラ持ち(スコピスト)か第2助手で、手術介助をやっていました。年間116件、計454時間の手術に参加して、手術の内容や術後のリスクなどについて分かるようになりました。研修医の先生は外科を3カ月でローテーションしていくので、1年いると私の方がカメラ持ちも上手になっていました。その結果、手術助手の信頼度に関するアンケート調査では、NPは初期研修医と比較し有意に信頼度が高いなど、安定した手術助手として評価を得ました。
ただ、手術助手がNPが本質的にやることなのだろうかと思うことも出てきました。...
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