医局は「新世代たち」から試されている
オピニオン
2024年7月14日 (日)
青島美咲(限界ママ医)
自慢ではないが、現在籍を置く地方都市の総合病院にもう10年も勤続している。デスクのある医師室のメンバーの中では副院長先生の次に古株となったのも驚きだったが、昨年からついに最古参と化してしまい、キラキラ若手医師達からは部屋に住み着く妖怪(座敷童の類い)のように扱われている。大学の医局員のくせにそこまで異動がないなんて普通ではない。医局に存在を忘れられているのでは?そもそも医局に入ったつもりになっているだけでは?などと周囲から心配されるが、確かに大学医局入局の際に、教授と握手をしながら作り笑顔で写真を撮ったり、他の内科の教授の顔写真を踏まされたりする儀式を経た覚えもない。...
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