臨床研修、医師少数県との「広域連携型プログラム」、結論出ず

厚生労働省の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会（部会長：國土典宏・国立国際医療研究センター理事長）は6月26日の2024年度第1回会議で、東京都など「医師多数県」から「医師少数県」などの協力型臨床研修病院で24週程度研修する「広域連携型プログラム」について厚労省が概要案を提示し議論した。これまでの部会で議論されてきた、プログラムの対象人数を「医師多数県の募集定員上限の5％以上」にすることについて、委員に新しく加わった日本医師会常任理事の今村英仁氏が「義務化するのは拙速すぎるのでは」と指摘したことから、概要案を決定せず持ち越しとなった。（資料は厚労省のホームページ）...