「ゼロリスク追求で医療者は疲弊、サステナブルな医療安全を」友納議員
レポート
2024年4月15日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
第10回日本医療安全学会学術総会が4月14日、都内で開催され、2日目のメイン講演「公開討論:医療安全の未来」で、参議院議員の友納理緒氏は転倒・転落事故を裁判例に挙げ、「医療者に厳しい判断がなされているように感じる。判決で述べられる注意義務の内容には現実的ではないものが多くある」などと述べ、どこまで対策を講じれば注意義務を果たしたことになるかなどのルールづくりが必要ではないかと提起した。ひたすら「ゼロリスク」を求められると医療者は疲弊し、医療安全対策上、サステナブルではないとの指摘だ。...
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