ゾコーバ薬価、通常承認に伴い改めて検討へ
レポート
2024年3月13日 (水)
小川洋輔(m3.com編集部)
厚生労働省は3月13日の中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)で、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬ゾコーバ錠(エンシトレルビル フマル酸)の通常承認に当たって薬価を改めて検討する方針を示した。新薬の薬価収載と同じように使用実態や企業側の意見も踏まえ検討する。ゾコーバは2023年3月末の一般流通開始後の10カ月あまりで約100万人に使用されていると推定されるが、10月に一部患者負担が生じてからは大幅に減少している。患者負担の生じた時期のデータから推定すると、年間54万人・280億円程度の市場規模となる(資料は、厚労省のホームページ)。...
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