全ての医療機関でベースアップ評価料算定を - 眞鍋馨・厚生労働省保険局医療課長に聞く◆Vol.1
インタビュー 2024年3月4日 (月) 聞き手・まとめ：橋本佳子（m3.com編集長）、水谷悠（m3.com編集部）
「多くの課題の解決を迫られた改定。目の前の課題と中長期的な課題という双方の対応が求められたことが今改定の特徴だ」。
こう語る厚生労働省保険局医療課長の眞鍋馨氏。この言葉が示すように2024年度診療報酬改定は、説明資料、いわゆる「短冊」は769ページにも及び、例年以上に多岐にわたる内容となった。改定を読み解くためには、その根底にある考え方を理解することが何より重要になる。眞鍋課長に、改定全体の趣旨に加え、生活習慣病関連の点数再編など外来と、急性期一般入院基本料1の施設基準の見直しをはじめとする入院の主要改定項目を中心に、改定の狙いなどをお聞きした。...