第9波は「第8波より大きな流行になる可能性も」、押谷氏ら
レポート
2023年4月19日 (水)
千葉雄登(m3.com編集部)
厚生労働省は4月19日、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(座長:脇田隆字・国立感染症研究所所長)を開催し、直近の感染状況や5類移行後のサーベイランスのあり方等について議論を行った。東北大学の押谷仁教授や京都大学の西浦博教授、感染研所長の脇田氏、感染研感染症疫学センター長の鈴木基氏の4人が「新型コロナウイルス感染症のこれまでの疫学と今後想定される伝播動態」と題した資料を提出。「今後、第9波の流行が起きる可能性が高い」とした上で、「まだ国内では自然感染の罹患率が低いことを考慮すると第9波の流行は、第8波より大きな規模の流行になる可能性も残されている」と警鐘を鳴らした(資料は厚労省ホームページ)。...
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