医療界はいまだ「閉域網神話」、リセットを

厚生労働省は医療機関がランサムウエアの攻撃を受けて診療停止に至る事件が相次いでいることを受けて2月15日、「医療機関におけるサイバーセキュリティセミナー」をオンラインで開催した。2022年10月に大阪急性期・総合医療センターがサイバー攻撃を受けた事件などで現地調査に携わった一般社団法人ソフトウェア協会理事でSoftware ISAC共同代表の萩原健太氏は「医療業界では閉域網神話がいまだに信じられている。セキュリティー対策の考え方そのものをリセットすることが大切だ」と注意を喚起した。...