「ゾコーバ」薬価算定めぐり議論、「臨床成績踏まえた薬価に」

厚生労働省は1月25日、中医協総会（会長：小塩隆士・一橋大学経済研究所教授）および薬価専門部会（部会長：中村洋・慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授）を開催し、塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ」の薬価算定に関する議論を行った。中医協総会は「2022年度薬価制度改革の骨子」の高額医薬品に対する対応方針に基づき、薬価専門部会で具体的な薬価算定方法を議論することを承認。薬価専門部会では、ゾコーバについては新型コロナの急激な感染拡大に伴う使用量の増減が見込まれるため、「対象疾患の特性等を踏まえ、本剤に限った対応として議論する」ことに多くの委員が賛同した（資料は厚労省ホームページ）。...