保険医療機関は感染症対応に協力、責務規定も、政府対策本部

政府は9月2日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、感染症危機に備えるための具体策を取りまとめた。保険医療機関に感染症対応への協力を促す責務規定を設ける。病院や診療所は任意で各都道府県と協定を結び、病床確保や発熱外来に協力する。公立・公的医療機関などには協定締結を義務付け、協定に従わない場合は特定機能病院などの承認取り消しという事実上の罰則を設ける。これらを盛り込んだ感染症法などの改正案を秋の臨時国会にも提出したい考えだ。国立感染症研究所と国立国際医療研究センター（NCGM）を統合する専門家組織「日本版CDC」は2025年度以降の設置を目指す。...