共用試験、2023年度から統一合格基準に、公的化で
レポート
2022年4月23日 (土)
岩崎雅子(m3.com編集部)
医学生の知識や技能を確かめる共用試験(CBT・OSCE)が2023年度から公的化されることを見据え、厚生労働省は4月22日、第1回医道審議会医学生共用試験部会(座長:中谷晴昭・千葉大学理事・副学長)を開き、公的化後の共用試験のあり方について議論し、意見書の厚労省案を座長一任で了承した。同案では、統一合格基準を設定することや、2023年度以降のOSCEを8課題で実施することなどを盛り込んでいる。今後、今回の議論を踏まえて修正した意見書をホームページに掲載、できる限り早く厚労省令を作成する。
3年次にOSCEを受験する大学の学生に関しては、2022年度中に共用試験の公的化前のOSCEを受験した場合でも医師国家試験の受験資格が得られるよう今後検討する。また、公的化に向け、試験実施主体を担う医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)は、5月にも各大学向けに説明会を開催する予定。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。