「実習より過去問」では解けない国試に- 第116回医師国家試験総評・TECOM瘧師義明講師に聞く◆Vol.2
インタビュー
2022年3月14日 (月)
聞き手・まとめ:岩崎雅子、千葉雄登(m3.com編集部)
──学生が勉強しにくいと言われる画像問題に関してはいかがでしょうか。
問題数は大きく変わりませんが画像点数が減りました。印象深かったのは患者の状況と喀痰Gram染色標本から抗菌薬を選ぶ問題(A53)です。ピペラシリン・タゾバクタムという臨床現場では緑膿菌の院内感染患者に非常によく使われている抗菌薬があります。そのピペラシリンが正解ですが、今まで国試では出題されていない薬剤です。病院実習の際に薬剤名をチェックしている学生なら答えられたと思いますが、学生はどうしても過去に出題された薬剤を中心に考えてしまうのでなかなか正答を選べない。TECOMの調査では正答率が39.1%でした。Gram染色像を見て起因菌を判断し、さらに薬剤を選ぶ複合的な知識を問うています。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。