医師のジレンマ「自分で診続けたいけれど、移行してほしい」

大人になっても、小児科にかかり続ける患者さんがいます。小児期発症の慢性疾患を抱え、成人を迎えても成人診療科へと医療が適切に移行されず、小児科以外に行き場がない患者さんです。なぜ、小児科から卒業できないのか。患者さんが被るデメリット、求められる対応策はどんなことか？　『小児期発症慢性疾患患者に寄りそう 希望の移行期医療』（幻冬舎）を上梓した東小金井小児神経・脳神経内科クリニックの生田陽二院長に取材しました。...