各大学医学部の歴史や地域性、そして学びの過程で出会う恩師や同僚は、その後の医師人生に大きな影響を与えます。そんな大学の個性を色濃くまとう卒業生が、リレーで自らを語り継ぐ本企画。東京慈恵会医科大学のトップバッターは、血糖値を24時間連続して測定できるモニター、CGM(Continuous Glucose Monitoring)普及の旗頭となり、日本の糖尿病診療の進展に多大な貢献を果たされた同大学附属病院糖尿病・代謝・内分泌内科教授の西村理明先生です。まずは、西村先生の医学部入学までの軌跡をたどります。...