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バッグバルブマスクによる人工呼吸

2023年7月5日  羊土社

マスクのフィットと気道開通が重要なポイント マスクからのリーク(ガスの漏れ)、上気道閉塞がトラブルの原因になる 適切な換気が行えているかどうか、常に評価をしながら行う バッグバルブマスク換気がうまくできない場合は、助けを呼ぶことも重要である はじめに バッグバルブマスク(bag valve mask:BVM)による用手的な人工呼吸は、用手気道確保と併せて気道管理の基礎になる手技です。さまざまな場面で行われる気道・呼吸管理の方法で、蘇生処置の基本手技としても重要です。 しかし、換気が容易でない場合も多く、確実に安全に行うためにはコツと技術が必要です。 また、手技だけではなく、換気の状態を常に評価するということも併せて覚えてほしいと思います。 1.手技の基本手順 BVM換気の2大要素は患者の顔面とマスクのフィットを保つ(ガスの漏れを少なくする)ことと、上気道を開通させる(気道閉塞を解除する)ことです。 BVMの基本的な方法は図1のように、親指と人差し指でマスクを保持し、中指、薬指、小指で下顎を保持して挙上する、E-C法とよばれる手技です。片方の手でマスクフィットと気道確保を行い、一方の手で...