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緩和ケアで必須!皮下投与の詳細

2022年6月22日  南山堂

緩和ケアで欠かせない皮下投与・ 皮下投与の分類には、皮下点滴・持続皮下注射(continuous subcutaneous injection: CSI)・皮下注射(subcutaneous injection: SC)の3種類がある。皮下投与は在宅に限らず病棟でも非常に有用で、安全性が高く患者の苦痛が少ない投与経路である。「点滴が漏れたが、何度穿刺しても静脈が確保できない」という苦痛からの解放は、患者と医療者の双方に大きなメリットがある。・ 皮下点滴は静脈点滴と比較し血流感染も少なく、針も概ね1週間毎を目安に交換すれば良い(オピオイドであれば入浴前にレスキューしてから抜去し、入浴後に再留置すれば良い)。翼状針よりもテフロン針のほうが持ちが長く、皮膚損傷の可能性も少ない(図II-5、6)。...