第2回 「漢方薬は食前投与」を巡る迷信と真実(後編)
漢方薬は、原料が植物などの天然物であるため、数え切れないほどの成分が含有されており、そのすべては分かっていません。そのため、漢方薬全体として、食前/食後投与によって吸収がどうなるのかについての答えはありません。ただ、ヒトにおいて、食前/食後投与で、代表的な成分の血中動態を測定した研究はあります。 高知医科大学(現高知大学医学部)の研究グループは、2つの報告を行っています。1つは、健常人10名に小柴胡湯エキスを食前もしくは食後に投与し、血中のグリチルリチン(甘草の含有成分)、グリチルレチン酸(グリチルリチンの代謝物)、...
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