医師の資格、帰国かなわず更新に懸念【withコロナ時代の医療2021◆中国編】
中国で2019年の暮れに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が始まってから、丸2年が経過した。上海市在住で救急専門医の児玉貴光氏は、中国に渡ってからほとんど帰国できない状況に置かれている。コロナ禍での生活は、デジタル社会化が日本より進んでいたため乗り切ることができているが、目下の懸念は帰国ができないことでかつて日本で取得したさまざまな資格の更新時期が近付いていることだという。児玉氏は、こうした問題を「コロナ禍だけでなく、中長期的な視点で留学や海外勤務で研鑽を積む医療従事者も資格を維持しやすい制度にすべきではないか」と訴える。(聞き手・まとめ:m3.com編集部・森圭吾/2021年12月7日取材、全2回連載)...
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