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ワクチン接種による重症化予防に新たな根拠

2021年11月17日  Journal of the American Medical Association

米21施設に入院した成人患者4513例を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のmRNAワクチン(モデルナ製mRNA-1273とファイザー製BNT162b2)接種とCOVID-19による入院や疾患重症化との関連性を症例対照解析で評価した。 患者4513例(年齢中央値59歳、女性48.8%、免疫不全者20.1%)のうち、1983例がCOVID-19患者、2530例が非COVID-19患者だった。COVID-19入院患者の84.2%がワクチンを接種していなかった。 COVID-19による入院にワクチン接種低確率との有意な関連を認めた(補正後オッズ比0.15、95%CI 0.13-0.18)。この関連性は、免疫正常患者(同0.10、0.09-0.13)が免疫不全患者(同0.49、0.35-0.69)よりも強く(P<0.001)、ワクチン接種後120日以上経過後では、BNT162b2ワクチン(同0.36、0.27-0.49)の方がmRNA-1273ワクチン(同0.15、0.09-0.23)よりも弱かった(P<0.001)。COVID-19入院患者1197例では、第28日までの死亡...