シェーグレン症候群のドライアイ、糞便移植で半数が改善
シェーグレン症候群(SjS)基準に合致または早期シェーグレン症候群マーカー陽性のドライアイ症状および兆候を呈する患者10例(平均年齢60.4歳、男性30%、白人50%、ヒスパニック系50%)を対象に、糞便微生物移植(FMT)の安全性を非無作為化臨床試験で検討。健常ドナーからのFMTを1週間間隔で2回実施した。 患者とドナーの腸内微生物叢の特徴は有意に異なっていた。FMTによる有害事象は認められなかった。患者8例の腸内細菌叢の特徴は、FMT後にドナーの腸内細菌叢に近い状態になった。全体では、全経過観察時点で、腸内微生物叢の特徴はドナーよりも患者自身のベースラインの腸内細菌叢に近かったが、特定の門、網、属のOTU数は3カ月時もドナーの腸内微生物叢に近い状態が維持されていた。FMT後3カ月時に5例が主観的なドライアイ症状の改善を報告した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿...
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