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初の「胃カメラしながら膵がん検査」を開発

2025年3月13日  m3.com編集部

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)の際に膵がん検診の同時実施を可能にする新しい手法が、2月4日付のAnnals of Surgery電子版https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39902566/に発表された。主膵管出口に当たる十二指腸乳頭部(ファーター乳頭)を洗浄、その洗浄液を回収し膵がんの約94%に見られるドライバー遺伝子KRASの変異を検出することで、早期発見と早期手術による根治が期待できるという。研究グループの大阪大学がんゲノム情報学教授の谷内田真一氏らは2月26日、大阪大学中之島センターとオンラインのハイブリッドで記者会見を実施。「胃カメラにこの検査を追加することで、手術適応の早期膵がんの発見・治療が期待される」と述べた。(m3.com編集部・坂口恵)...