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基礎疾患・曝露歴と蜂窩織炎/丹毒―稀な細菌はいつ考えますか?

2025年1月17日  南山堂

Point 1 適切な問診・診察により、動物咬傷歴や水曝露歴、免疫抑制の有無を判断することで特殊な皮膚軟部組織感染症をスクリーニングする Point 2 受傷起点により破傷風ワクチンやB型肝炎ワクチンなどの合併症予防を考慮する はじめに  本項では、皮膚軟部組織感染症を考えるうえで、「どのようなときに稀な菌を想定するか」ということについて触れる。稀な菌を想定するうえでは問診を十分行い、曝露歴や免疫抑制状態などのリスク因子を聴取することが重要である。sick contactや地域感染症流行状況、動物接触歴、海外渡航歴など曝露歴の詳細な聴取が必要である。免疫抑制状態では、正常免疫では原因とならない稀な菌種による感染が発症し得る。これらを踏まえ、稀な皮膚軟部組織感染症のリスク因子として一般的な水曝露歴、動物曝露歴、免疫不全状態の際に分けてまとめた。 水曝露歴がリスク因子となる代表的な皮膚軟部組織感染症  水曝露歴がリスク因子となる特殊な皮膚軟部組織感染症について表11)にまとめた。  患者は水曝露歴を病因として捉えていないことも多く、...