慢性腎臓病の引き継ぎ初診時に確認することは何ですか
症例 65歳、男性。慢性腎臓病(CKD)、高血圧、糖尿病、脂質異常症の診断で他院に通院中。転居に伴い、新たにかかりつけ医を求めて当院に受診となる。 本人の理解や解釈: 高血圧や糖尿病が原因で腎臓に負担がかかっている。暴飲暴食が悪いと言われ、食事や運動は気にするようにした。まだ少し先の話であるが、腎臓が悪くなったら透析をしなければいけなくなるとも聞いた。 【前医からの情報】 患者は健診にて50歳頃より高血圧と血糖値高値を指摘されていたが継続受診がなかった。55歳の健診を契機に受診を始め、高血圧・2型糖尿病の診断に至った。食事・運動療法に加えて内服加療となっている。半年間、内服薬の変更はないが糖尿病の治療強化を考えていた 【受診1か月前の前医でのデータ】 身長:170 cm、体重:78.0 kg、BMI:27.0、家庭血圧:145/90 mmHg、HbA1c:7.6%、Cr:1.3 mg/dL(過去1年1.0~1.3 mg/dLほどで経過)、TG:140 mg/dL、LDL-C:120 mg/dL、eGFR:44 mL/分/1.73 m2 尿検査のデータはなし 【処方薬】 メトホルミン(...
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