TSHが基準範囲外のときのフォローについて教えてください
【mini lecture】Q2 甲状腺機能低下症や亢進症の患者における甲状腺エコーのポイントを教えてください エコーのポイントは、甲状腺実質のエコーパターン、血流の有無、結節の有無です。加えて、長径も必要になります。先述のQ1も参考にしてください。 甲状腺機能低下症の場合は、ほとんどが橋本病です。エコーパターンが粗雑で、炎症の強い部分が低エコーとなります。血流は正常の場合も低下している場合もありますが、時に増加している場合もあります。つまり、血流増加はバセドウ病には限らないことになります。阻害型TSHレセプター抗体による萎縮性甲状腺炎の場合は甲状腺自体が萎縮し、非常な低エコーを示します。 ごくまれに橋本病を土台として悪性リンパ腫が発生することがありますが、この場合は無エコーに近い低エコーの領域が経時的に増大傾向を示します。こうした所見の有無にかかわらず、急速に増大する甲状腺腫を見た場合は、早急に専門医にコンサルトください。 甲状腺機能亢進症の大半を占めるバセドウ病では、全般的な血流の増加が見られます。結節の一部分にだけ血流の増加が見られる場合は機能性結節が疑われますので、抗甲状腺薬...
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