がん性悪液質、フレイル・サルコペニアの位置付け【時流◆がんと「闘う」から「生きる」へ／臨床課題編】

日本人の2人に1人が罹患するがん。治療の進歩でがんと共存する期間が延びるにつれ、新たな課題が出てきている。特に大きな問題の一つが、がん治療の過程で生じ得る運動機能やQOLの低下だ。【時流◆がんと「闘う」から「生きる」へ】「がんリハビリテーションの臨床課題編」では、がんのリハビリテーションの現場からエビデンスの創出、実践に取り組む井平光氏（札幌医科大学保険医療学部理学療法学科准教授）と阿部真佐美氏（同大附属病院リハビリテーション部）に、話を聞いた。第1回はがん患者のフレイル、サルコペニアの考え方について。（聞き手・まとめ：m3.com編集部・坂口恵／2024年8月19日取材、全3回連載）...