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脊髄病変の基本(総論)

2024年6月5日  メジカルビュー社

 脊椎・脊髄領域では神経、骨軟部が隣り合って存在しており、さまざまな病態が起こりうる1,2)。脳神経内科、脳神経外科、整形外科、小児科とさまざまな科が扱う疾患が含まれ、施設によっても扱う科が異なることもしばしばである。特に脊髄病変は特異的なバイオマーカーがない、あるいは捉えられないことがあり、生検はしばしば困難であるため、必ずしも診断がつかないことがある。そのなかで、病態を推察し、診断・治療の方向性を決定するにおいて画像診断の担う役割は大きい。 画像検査 脊髄疾患が疑われた時点でMRIがfirst choiceになる。3テスラ(T)MRIで得られるメリットは脳MRIほどではないとされ、1.5T MRIのほうがアーチファクトが少なく、画質が安定することもある。MRI以外の画像モダリティーの役割は限定的である。ただ、硬膜外血腫・硬膜下血腫(p.274〜281)といった出血性疾患はCTで高吸収域として描出されていることがあるため、CTが最初に撮像されている場合は見逃さないようにしたい。 脊髄と脊椎を評価するにはシーケンスの組み合わせが異なるため、あらかじめどちらを主体に撮像するかを決めてお...