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その貧血……どんな貧血?

2024年3月4日  南山堂

その貧血……どんな貧血? 82歳、女性。半年前より、家族からみて何となく元気がなかった。食欲や体重に変化はなく様子をみていたが、しだいに本人が体のだるさを訴えるようになった。4カ月前に健康診断で貧血(Hb 8.0 g/dL)を指摘された。近医の上下部内視鏡検査では異常がなかった。2カ月前より鉄剤が開始されたが、症状が持続するため、紹介となった。  既往歴 62歳:大腸ポリープ内視鏡的切除、70歳:不眠症 家族歴 父が脳腫瘍、弟が食道がん 嗜好歴 飲酒なし、喫煙なし、サプリメントなし 常用薬 クエン酸第一鉄ナトリウム(フェロミア錠)50 mg 2錠分2、ブロチゾラム(レンドルミンD錠)0.25 mg 1錠分1 月経 54歳で閉経。不正出血なし。 バイタルサイン 意識清明、血圧123/40 mmHg、脈拍88回/分 整、体温37.2℃、呼吸18回/分、SpO2 94%(室内気)、身長147cm、体重45kg 身体診察 頭頸部:眼瞼結膜貧血あり、眼球結膜黄染なし、頸部リンパ節腫脹なし、甲状腺腫大なし、頸静脈怒張なし 胸部:呼吸音清、心音整、3RSBを最強点とするIII/VI収縮期駆出性雑音...