今こそ本気で下気道感染に向き合うとき! 気管支炎と肺炎、見分けるのは結構難しい。病歴や身体所見も似通っており、胸部X線写真で鑑別しようとしても、被曝が問題になるし、そもそも上手に撮影できない場合もある。そんなの分ける意味あるのか?! と思ったあなたにこそ読んでほしい。気管支炎と肺炎を分けるのはとても重要である。 気管支炎と肺炎に共通するのは、いずれもほとんどがウイルス感染で、年齢により起炎微生物が異なることである。小児の診療において、やはり年齢の要因は重要である。気管支炎と肺炎の主な違いの一つは、起炎微生物の頻度である。気管支炎はほぼウイルスが感染の原因であり、抗菌薬はほぼ必要ない。そのため抗菌薬適正使用の考え方からも、気管支炎と肺炎を臨床的に見分けることは大きな意味をもつ。 細菌性肺炎と診断した場合の抗菌薬は起炎微生物の想定が必要である。感染症診療は、感染臓器から起炎微生物を推定することで治療薬が決まる。広域な抗菌薬ならば大丈夫! というわけではない。想定している起炎微生物に有効であることが担保された薬剤を選択すべきである。起炎微生物を考えることが重要で、それには前述の年齢という小...
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