国内で進行している、急性期脳梗塞に対する新規治療薬テネクテプラーゼの多施設共同医師主導試験(T-FLAVOR)の存続が危ぶまれている。テネクテプラーゼの薬剤費が30万円から160万円に急上昇しているだけでなく、2022年夏ごろから同薬の世界的な需給逼迫が続いていることが理由。このため、AMEDの助成金のみで被験薬を購入しつづけることが難しくなっている。同試験を主導する国立循環器病研究センター脳卒中集中治療科特任部長の井上学氏らが4月12日、会見を開いた。同日よりクラウドファンディングを立ち上げ、治験薬購入のための資金を募っている。(m3.com編集部・坂口恵)...
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