落ちてはいけない 落ちたくないPitfalls
BALはルーチンで測定しない
アルコール中毒自体の診断にBALを測定する意義は限定的で、そもそも筆者の施設では測定ができない。GCSの低下をきたすのはBAL≧200 mg/dLであったという前向き研究の結果(Br J Surg, 63 (2): 128-130, 1976)があり、前述のように意識障害の鑑別としてアルコール以外の要因を考慮するきっかけにはなる。
BAL測定は意識障害にほかの鑑別を要するときに
直接の測定が困難な場合、浸透圧ギャップ(血清浸透圧―計算上の浸透圧:通常では体内に存在していない物質分の浸透圧が上昇しているため、ギャップが開大する)から算出が可能であり、とくにエタノール以外のアルコール属中毒の際に参考となる。くれぐれも飲酒運転を警察に密告するために用いてはならない。直接治療に関連のない行為を行い、その結果を本人の同意なく第3者に伝えることは守秘義務違反に抵触する。...
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