登場間近、認知症新薬に6学会提言

日本神経学会、日本神経治療学会、日本精神神経学会、日本認知症学会、日本老年医学会、日本老年精神医学会の6学会は11月26日、「認知症疾患治療の新時代を迎えて」と題する共同提言を発表した。アルツハイマー病の原因とされているアミロイドβ（Aβ）に対する抗体医薬（アデュカヌマブ）の国内申請に続き、今後も複数の抗体医薬の申請が見込まれている。今後、臨床現場でこれらの薬剤が使用されるに当たって解決すべきハードルは多いという。同日に会見した三村將氏（第41回日本認知症学会学術集会・第37回日本老年精神医学会 会長、慶應義塾大学精神・神経科学教室 教授）は「認知症に関連する6学会はこれらの問題について特定の立場に偏ることなく、今後の動向を注視しながら、国民の健康増進に力を合わせていきたい」と話した。（まとめ：m3.com編集部・坂口恵）...