「緩和ケア ポケットマニュアル」予後を問われたときの答え方
疾患の経過(illness trajectory)・ 緩和ケアの考え方は、多くの診療現場で目にするプロブレムを1つ1つ解決していく「問題解決型アプローチ」とは異なり、目標設定を先にしてそのために何が大切かを考える「目的志向型アプローチ」のスタイルを取ることが多く、初学者はこの違いにとまどいやすい。患者・家族に残されている時間が限られている場合は「終わり(死)から逆算して考える」ことも時に重要である。・ 疾患の経過(“軌跡”もしくは“軌道”と呼ばれることもある)を表した図が「illness trajectory(図I-3)」である。もちろん急な塞栓などにより「予測できない突然死」も少なからず存在するが、経過のイメージをおおまかに掴むなど情報共有のためにもとても有用な図であり、必ず頭に入れておきたい。...
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