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薬の効きづらい慢性連日性頭痛、小児へのアプローチ

2022年6月1日  南山堂

 慢性連日性頭痛(chronic daily headache:CDH)1)は、1日に4時間以上、1カ月に15 日以上、3カ月以上持続する頭痛とされる。これまでのところ、小児・思春期における慢性連日性頭痛の疫学や対処法に関する研究は少ないが2)、発症と管理については重要な研究が報告されている3)。小児・思春期の慢性連日性頭痛の基準は、人口統計を基盤とした調査では月15日以上の頭痛、世界各国の頭痛センターの調査では月15日以上に加えて頭痛が3カ月以上続くことを条件としているが、いずれも頭痛の持続時間が1日4時間以上の場合については基準に入れていない。人口統計を基盤とした慢性連日性頭痛の有病率は5~12歳で1.68%、12~14歳で1.5%、12~17歳で3.5%で、いずれの年齢も女子に多いと報告されている2、 3)。全報告で共通しているのは、慢性連日性頭痛は、小児・思春期において生活支障度が高く配慮が必要であること、精神疾患(不安障害、気分障害、適応障害、身体表現性障害、睡眠障害:DSM-IV-TR4))、ストレッサーの関与、学校欠席の共存と関連することである2、3)。...