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CGM+AIDシステム、T2DMでも糖化ヘモグロビンが改善

2025年4月16日  New England Journal of Medicine

インスリン治療中の2型糖尿病(T2DM)成人患者319例を対象に、自動インスリン投与(AID)システムの効果を無作為化比較試験で検討(2IQP試験)。主要評価項目は、13週時点の糖化ヘモグロビン値とした。 その結果、AID群の糖化ヘモグロビン値はベースラインの8.2±1.4%から13週時には7.3±0.9%と0.9%ポイント低下し、対照群(試験前と同じ投与法を継続)では8.1±1.2%から7.7±1.1%と0.3%ポイント低下した(平均調整後差-0.6%ポイント、95%CI -0.8--0.4、P<0.001)。持続血糖測定器(CGM)で測定した血糖値が目標範囲内(70-180mg/dL)だった時間の平均割合は、AID群で48±24%から64±16%に、対照群で51±21%から52±21%に増加した(平均差14%ポイント、95%CI 11-17、P<0.001)。他のCGM評価項目もAID群の方が有意に良好だった。CGMでの低血糖の発生率は両群ともに低く、重度低血糖イベントがAID群の1例で発生した。...