OUDの疼痛管理に関するエビデンス、系統的レビュー
2025年4月15日
Annals of Internal Medicine
オピオイド使用障害(OUD)患者の急性疼痛に対する介入の有益性および有害性を系統的レビューで検討。OUD成人患者を対象に介入を検証した試験17件、制御観察研究(controlled observational study)20件、非制御観察研究(uncontrolled observational study)78件を解析対象とした。 その結果、主に周術期設定で実施されたコホート研究によると、急性疼痛エピソード中のブプレノルフィンの継続的使用は、使用中止よりも疼痛関連転帰の同等以上の改善と関連すると考えられた。救急科または周術期設定でOUDに対する薬剤が処方されていない成人患者を対象とした無作為化比較試験では、クロニジン経口投与、ハロペリドールおよびミダゾラム筋注+モルヒネ静注、術中のリドカイン静注は疼痛転帰を改善する可能性があると示唆された。メサドンやOUD転帰への介入の効果を検証した研究はほとんどなかった。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。