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局所進行頭頸部がんの維持療法にアテゾリズマブの効果は

2025年4月11日  Journal of the American Medical Association

高リスクの局所進行頭頸部扁平上皮がん(IVa/IVb期の口腔、喉頭、下咽頭またはヒトパピローマウイルス陰性中咽頭がん、III期のヒトパピローマウイルス陽性中咽頭がん)で集学的根治治療後に病勢進行が見られない患者を対象に、アテゾリズマブ維持療法の有効性と安全性を第III相二重盲検無作為化試験で検討(IMvoke010試験)。23カ国128施設で登録された患者406例をアテゾリズマブ群とプラセボ群に203例ずつ割り付けた。 その結果、追跡期間中央値46.5カ月時点で、主要評価項目に規定した治験責任医師の評価による無イベント生存期間中央値はアテゾリズマブ群59.5カ月(95%CI 46.8-推定不能)、プラセボ群52.7カ月(同41.4-推定不能)だった(ハザード比0.94、同 0.70-1.26、P=0.68)。全生存率に群間差はなかった(24カ月全生存率:アテゾリズマブ群82.0% vs. プラセボ群79.2%)。新規または予期しない安全性シグナルは認められなかった。...