ブラジル、インド、マラウイの病院13施設で、急性脳感染症が疑われる入院患者2154例(年齢中央値23歳、男性59%)を対象に、各状況に合わせて診断および管理アルゴリズム、腰椎穿刺パック、検査パネルなどで構成するシンプルな多面的介入パッケージによる診断および早期管理の改善効果を介入試験で検討。共主要評価項目はsyndromic diagnosisおよびmicrobiological diagnosisを受けた割合とし、介入前後で比較した。 その結果、syndromic diagnosisを受けた患者の割合は介入前群77%、介入後群86%(調整後オッズ比1.81、95%CI 1.40-2.34、P<0.0001)、microbiological diagnosisではそれぞれ22%、30%(同1.46、1.18-1.79、P=0.00040)となり、いずれも介入後群で増加した。分割時系列解析により、この増加度は予想される経時的な改善を上回ることが確認された。腰椎穿刺施行率、適切な治療法までの期間、機能転帰も介入により改善した。...
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