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2050年までにPD患者は倍以上の2520万人と予測:GBD 2021

2025年4月5日  British Medical Journal

世界の疾病負担研究(GBD)2021のデータを用いて、195の国と地域での2021年から2050年までのパーキンソン病(PD)有病率の変化およびその誘発因子をモデル研究で予測した。 その結果、世界での2050年のPD患者数は2021年に比べ112%増(95%不確定性区間71-152)となる2520万例(同2170万-3010万)と予測された。10万人当たり有病率は76%増(56%-125%)の267例(230例-320例)、年齢標準化有病率は55%増(50%-60%)の216例(168例-281例)と推定された。2050年までの患者数増加の主な寄与因子は高齢化(89%)と推定された。社会人口統計学的指標5階層のうち中間層の国で全年齢有病率(144%、87%-183%)および年齢標準化有病率(91%、82%-101%)の増加度が最も高くなると予測された。地域別では東アジアで2050年の患者数(1090万例、900万-1330万)、サブサハラアフリカ西部で増加度(292%、266%-362%)が最も高くなると推定された。年齢別では80歳以上群で2050年までの患者数増加度が最も高くなり(1...