重症のCRSwNPにテゼペルマブ上乗せで症状が有意に改善

重症の鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎（CRSwNP）成人患者408例を対象に、標準ケアに上乗せしたテゼペルマブ（210mg）4週ごと皮下投与の有効性および安全性を検討（WAYPOINT試験）。共主要評価項目は、52週時点の総鼻茸スコア（1鼻孔当たり範囲0-4）および平均鼻閉スコア（範囲0-3）のベースラインからの変化量とした。 その結果、テゼペルマブ群の方がプラセボ群よりも、総鼻茸スコア（平均差－2.07、95％CI －2.39-－1.74）および平均鼻閉スコア（同－1.03、－1.20-－0.86）の改善度が有意に高かった（いずれもP＜0.001）。嗅覚喪失スコア（同－1.00、－1.18-－0.83）、Sinonasal Outcome Test（SNOT-22）総スコア（同－27.26、－32.32-－22.21）、Lund-Mackayスコア（同－5.72、－6.39-－5.06）、総症状スコア（同－6.89、－8.02-－5.76）も有意に改善した（いずれもP＜0.001）。鼻茸手術はテゼペルマブ群0.5％、プラセボ群22.1％（ハザード比0.02、95％CI 0.00-0.09）、...