下肢虚血への薬剤バルーン/ステントは通常バルーンと差なし
2025年3月22日
British Medical Journal
35の英国NHS vascular unitで、血管内血行再建術を要する包括的高度慢性下肢虚血の患者481例(女性35%、平均年齢71.8歳)を対象に、初回の血管内血行再建戦略として通常型バルーン血管形成術(PBA)、薬剤被覆バルーン血管形成術(DCBA)、薬剤溶出ステント(DES)の有効性を第III相無作為化優越性試験で検討(BASIL-3試験)。主要評価項目は無切断生存とした。 その結果、大切断または全死亡の発生率は、ベアメタルステント(BMS)併用または非併用下でのPBA(PBA±BMS)群66%、DCBA±BMS群60%(PBA±BMS群に対する調整後ハザード比0.84、97.5%CI 0.61-1.16、P=0.22)、DES群58%(同0.83、0.60-1.15、P=0.20)だった。重篤な有害事象の報告に群間差は見られなかった。...
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