切除不能進行胃がんにsugemalimab＋CAPOXでOS/PFS改善

切除不能の局所進行または遠隔転移を有する胃または食道胃接合部腺がんで、プログラム細胞死リガンド1（PD-L1）のcombined positive score（CPS）が5以上の患者479例を対象に、1次治療としてカペシタビン＋オキサリプラチン（CAPOX）に併用した抗PD-L1抗体sugemalimabの有効性を第III相無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討した（GEMSTONE-303試験）。主要評価項目は全生存期間（OS）および無増悪生存期間（PFS）とした。 その結果、追跡期間中央値はsugemalimab群25.1カ月、プラセボ群26.3カ月だった。sugemalimab群はプラセボ群と比較して、OS［中央値15.6カ月（95％CI 13.3-17.8） vs. 12.6カ月（95％CI 10.6-14.1）、ハザード比0.75（95％CI 0.61-0.92）、P＝0.006］およびPFS［同7.6カ月（6.4-7.9） vs. 6.1カ月（5.1-6.4）、0.66（0.54-0.81）、P＜0.001］が有意に改善した。グレード3以上の治療関連有害事象は、sugema...