高齢糖尿病にGLP-1RAはDPP4iよりうつ病リスクが低い
2025年3月20日
Annals of Internal Medicine
GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)の投与を開始した66歳以上の2型糖尿病患者を対象に、うつ病リスクをtarget trial emulation研究で検討。うつ病の発症を主要評価項目とし、GLP-1RA投与の患者とSGLT 2阻害薬(SGLT2i)またはDPP4阻害薬(DPP4i)の投与を開始した患者を傾向スコアで1対1にマッチさせて比較した。 その結果、GLP-1RAとSGLT2阻害薬を比較するコホート(マッチさせたペア1万4665組)では、GLP-1RA使用者とSGLT2阻害薬使用者のうつ病発症率の差は1000人年当たり3.48(95%CI -0.81-7.78)、ハザード比は1.07(同0.98-1.18)だった。GLP-1RAとDPP4阻害薬を比較するコホート(マッチさせたペア1万3711組)では、GLP-1RA使用者とDPP4阻害薬使用者のうつ病発症率の差は1000人年当たり-5.78(同-10.49--1.07)、ハザード比は0.90(同0.82-0.98)だった。...
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