心室頻拍の1次治療に焼灼で抗不整脈薬よりリスク減
2025年3月18日
New England Journal of Medicine
植込み型除細動器(ICD)装着の心室頻拍および虚血性心筋症を呈する患者416例を対象に、1次治療としてのカテーテル焼灼の有効性を国際共同試験で抗不整脈薬(ソタロールまたはアミオダロン)と比較(VANISH2試験)。カテーテル焼灼は無作為化後14日以内に実施した。追跡期間中央値は4.3年、主要評価項目は追跡期間中の全死因死亡、無作為化後15日以降の心室頻拍ストーム、適切なICDショック作動または薬物介入で治療した持続性心室頻拍の複合とした。 その結果、主要評価項目イベントの発生率は焼灼群50.7%、薬物療法群60.6%だった(ハザード比0.75、95%CI 0.58-0.97、P=0.03)。焼灼群で施行後30日以内に発生した有害事象は死亡(1.0%)、非致死性有害事象(11.3%)などだった。薬物療法群での治療薬に起因する有害事象は、肺毒性作用による死亡(0.5%)、非致死性有害事象(21.6%)などだった。...
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