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σ1-受容体作動薬pridopidineのALS進行抑制効果を検討

2025年3月16日  Journal of the American Medical Association

筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対するσ1-受容体作動薬pridopidineの効果を第II/III相無作為化二重盲検プラットフォーム試験で検討(HEALEY ALS Platform試験)。ALS患者163例をpridopidine(121例)またはプラセボ(42例)に割り付けた。主要有効性評価項目は、機能[改訂ALS機能評価尺度(ALSFRS-R)]と生存で評価したALS疾患重症度のベースラインから24週までの変化とし、disease rate ratio(DRR)で示した(DRR 1未満は、プラセボに比べてpridopidineで進行が抑制されたことを示す)。162例中136例(84%)が試験を完了した。主解析には、他のレジメンで同時にプラセボへ無作為化された122例を含めた。 pridopidine群と統合したプラセボ群を比較した主解析の結果、主要評価項目(DRR 0.99、95%信用区間0.80-1.21、DRRが1未満の確率0.55)に有意な群間差は見られず、ALSFRS-Rの各要素および生存にも差は見られなかった。安全性データセット(pridopidine群121例、プラセ...